ベルメオの心臓部。岩肌に沿って高く積み重なる、色鮮やかな漁師たちの家々に囲まれた中世の小さな港です。ビスカヤ最古の噴水である16世紀の「トレス・カントス」や、地元の漁師「アランツァーレ」を称える彫刻があります。
ベルメオ、そして地元の言葉で「ポルト・ザハラ」と呼ばれるプエルト・ビエホへようこそ。まずはここで少し立ち止まって、この街の雰囲気を感じてください。この街のすべては、この馬蹄形の入り江から始まりました。今でもベルメオで最も美しい場所です。目の前の岩肌を登るように建つ、青、黄土色、赤、緑と色とりどりの細長い家々を見てください。これはただの装飾ではありません。これらは漁師、つまりアランツァーレたちの家です。平地が少なかったため、家族は横ではなく縦に家を広げました。海がこの街を作ったのです。今日目にする石の一つ一つ、塔や教会、波止場まで、すべて千年前からこの海で生きてきた人々によって造られました。私たちはこれから港を登り、かつて七つの門と三十の塔があった中世の街の面影をたどり、カスティージャの王たちがバスクの法を尊重すると誓った教会を訪ねます。最後は海辺に戻り、木造のガレオン船と、今も現役で稼働する船団の横で旅を終えます。まずは塩とディーゼルの匂い、ロープが金属に当たる音を感じてください。この入り江は岩に守られており、波の影響を受けません。これが最初の漁師たちがここを選んだ理由です。何世紀もの間、ここはメルルーサやアンチョビ、マグロで満杯の船が戻る作業港でした。今見えている大きな商業港は現代のものですが、ここは中世から変わらぬ場所です。ぜひ見てほしいのが、波止場にひっそりと佇む「トレス・カントス」という3面ある噴水です。16世紀に造られたビスカヤ最古の噴水で、かつて船や町の人々に真水を提供していました。その盾の紋章は、かつてこの街がビスカヤの領主として誇った歴史を物語っています。また、彫刻も見てください。ネストル・バステレチェアによる「オラトゥア(波)」は、冷たい鋼鉄が今にも跳ね上がる水のように見えます。カストール・ソラーノによる「イツレラ(帰還)」は、漁師の帰りを待つ家族にとって、どれほど海が過酷で、帰還が祈りであったかを感じさせます。アランツァーレはバスク語で漁師を指しますが、ここでは単なる職業ではなく、生き方そのものです。海で生きる家族の信仰心と不屈の精神こそが、この街の魂なのです。
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