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思い出横丁
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スポット 1 / 10 · ~5 分

思い出横丁

新宿駅の線路沿いに並ぶこの狭い路地は、1946年にこの地に自然発生した野外闇市が直接のルーツであり、西新宿で唯一、撤去されずに残った場所です。1999年の火災で28軒が焼失しましたが、約2メートルの幅の路地に現在も約70軒の店舗が営業を続けています。

ストーリー

歩き始める前に、これからの数時間の行程についてお話しします。歩行距離は約5キロメートル、全10か所のスポットを巡ります。地形は基本的に平坦で、唯一の起伏は公園内の小さな丘程度です。参加費は無料です。唯一の出費は食事代くらいで、高さ202メートルの展望台も無料です。新宿駅は一度だけ通過しますが、改札のない通路を通るため運賃はかかりません。あえて日中にこの散策を行うのには理由があります。ルート上の3か所は夜の風景で有名ですが、夜は提灯の明かりしか見えません。日中であれば、その下にある土地の姿、つまりこの散策の真のテーマである「地面」を観察できるからです。

今いる場所を見てください。路地幅は約2メートルで、人がすれ違うには横を向かなければならないほどです。この路地には約60軒の飲食店が密集しており、チケットショップなどのテナントを含めると計約70軒が、わずか630坪(約2,000平方メートル強)の敷地にひしめき合っています。スーパーマーケット1軒分ほどの面積に一つの街が収まっているようなものです。カウンターは6人から12人掛けがほとんどで、肩を寄せ合うように座ります。漂ってくるのは、午後から炭火で焼かれる焼き鳥や、もつ(内臓肉)の匂いです。その匂いは木材の奥まで染み込んでいます。

メニューが焼き鳥やもつ焼き中心なのは、趣味で選んだわけではありません。戦後の配給制度が生んだ名残です。1946年、西口の焼け跡にはおでん屋や古本屋が30~40軒並んでいましたが、火災で焼失後、ここに「ラッキー通り」と呼ばれる野外闇市が形成されました。当時は政府による食糧配給が厳しく、牛肉や豚肉の内臓は統制外だったため、屋台の店主たちはそれらを炭火で焼いて提供しました。80年経った今でも、この横丁の半数以上の店が焼き鳥屋やもつ焼き屋なのは、配給制度の目が届かなかった当時の名残なのです。

これが今回の散策の核となるテーマです。ここだけははっきりと言わせてください。新宿のすべての場所は、かつてあった何かを取り払った跡地に立っています。この横丁は、そのルールを証明する例外です。かつてこの路地は甲州街道から青梅街道まで続き、300軒もの店が並んでいました。しかし1959年、地下鉄の延伸と再開発計画に伴い、これらの店は不法占拠とみなされて立ち退きを命じられました。今あなたが立っている場所は、取り壊しを免れた唯一の「切り株」のような部分であり、当時は仮設の仕切りだったものが、次第に正式な住所や賃貸契約を持つ店舗へと固まっていった場所です。ここから西へ10分も歩けば、すべてが平らに整地されたエリアが広がっています。次に何が建てられたのか、後ほど見ていきましょう。

看板にある「思い出横丁」という上品な名前は後付けです。数十年にわたり、ここは「小便横丁」と呼ばれていました。当時の屋台には上下水道がなく、客が路肩で用を足していたことに由来します。その後、商店街振興組合が名称の変更を推進し、メディアにも古い名称を使わないよう要請したため、現在の提灯には新しい名前が書かれていますが、60代以上の方々は今でも昔の名前で呼ぶことがあります。

1999年11月24日の昼、ここで火災が発生しました。60台以上の消防車が出動し、鎮火まで夜までかかりました。約70軒のうち28軒が焼失しましたが、幸いにも昼間だったため死者は出ませんでした。1年以内にほとんどの店が営業を再開し、組合は現在、11月24日を「思い出横丁の日」としています。驚くべきは、焼失した中心部は現在の建築基準法では再建できないという点です。路地が狭すぎるため、ここは法律上の「幽霊」のような状態で、もし一度すべてを取り壊してしまえば再建は不可能です。1980年代から地権者は再開発を画策し、火災の数か月後には再び計画が持ち上がりましたが、店主たちが立ち退かなかったため、今の姿が守られたのです。

ご利用のヒント:ほとんどの店は午後から営業しますが、ランチ営業をしている店もあります。最近では英語のメニューを用意している店も多く、通りを歩いて眺めるだけでも歓迎されます。駅の反対側にもう一つ同様の横丁がありますが、あちらが生き残った理由は全く異なります。

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新宿駅西口コンコース

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